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自己肯定 原画

許すのは

ヒーラー画家の伊敷トゥートリサです。

私は絵を描く時に、絵のモチーフや構図を決めずに自己対話をしながら絵の具を散りばめて描いていきます。なので、どんな絵になるかは描き終えてみないと私自身もわかりません。

私の絵は言葉が材料。

完成した絵からは言葉が溢れ、それを私は詩にします。

絵画【許し】

今回紹介する作品も、そうやって出来た1枚。

怒りをテーマに描いた作品です。

この作品を描いている時、私はとても怒っていました。この怒りをどうしたらいいのか、どうすれば私は怒りを手放せるのか、絵の具を散りばめながらキャンバスに向かって対話を続けました。


そして完成したのがこの作品【許し】です。

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怒りの根源は、相手の言動が理由じゃなかった。

相手の言動に対して 傷ついている自分を守れなかった 自分に対しての怒りだった。

なんであの時、怒れなかったんだろう 自分を守れなかったんだろう。

傷ついた自分に寄り添う選択ではなく その場の空気を壊さない選択をしていた。


自分ではなく、相手に寄り添う選択をしていた。

だから、私は怒っていた。 ずっとずっと。


相手の言動は許せて怒りが消えなかったのは 自分の言動が許せなかったから。


「あの時はごめんね。」


相手に謝って欲しいと思っていた言葉は 私が私に謝って欲しいと思っていた言葉だった。

私は私を許せた事で 怒りは「いいよ」と言って飛び立った。

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そうだったのか。私は私自身に怒っていたのか。

そして、許せなかったのは相手ではなく自分自身。

自分に「ごめんね」と謝った時とても気持ちが軽くなったのを感じました。

ぎゅっと掴んで手放せなかった怒りをそっと手放せた時、私は私に大事にされていると感じました。

そして、もっと大事にしたいと思いました。


感情の行き着く先は

全ての感情の中には自分を幸せにする為のヒントが隠れています。


心がモヤモヤする時、悲しくなってしまう時、怒りが込み上げてくる時。

それぞれの感情が違う色のサイレンを鳴らして、今よりも幸せになる方向を示してくれています。

そんな時には、思いっきり感情に浸って味わう事も必要かもしれません。

そして、感情を認めた上で本来の自分の在り方とのズレを軌道修正していくと、より早く心地よく生きられます。

負の感情と言われている者達も、彼らなりのやり方で私を幸せに導こうとしているのです。


そう思うと、今までは苦痛なものとして扱っていた感情達も
全ての感情はなんて素晴らしく完璧なんだ!!と思えてきます。


全ての感情が行き着く先は愛です。
生きるって大変だけど、面白い。

トライ&エラーを繰り返しながら

一緒に心地良い人生を歩んで行きましょう。


 LOVE OR US

この記事の著者

伊敷トゥートリサ

画家・絵本作家・イラストレーター・パフォーマー
2008年活動開始。ギャラリーや百貨店で個展を開催。
絵画制作の傍らライブペインティング、絵本・雑貨制作、音楽フェス、クラフトイベントでのアートワークを行う。

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