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原画

終わりがある事

始まりと終わりは対になっていて

この世にうまれてきたならば、必ずこの世を去る時が来ます。

諸行無常

世のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。 人生は、儚くむなしいものであるということ。

この幸せがずっと続きますようにと願っても

全く同じ、何の変化のないまま永遠に続く幸せはこの世界には存在しないでしょう。

それは悲しいことですか?

それは寂しいことですか?

どちらの感情も共感できると共に

私はこの儚い世界がとても愛おしくも感じるのです。

終わりがあるから、この瞬間を大切にしたい

そう思うのです。

日々の慌ただしさに忘れてしまう事もあるけれど

今の当たり前が終わってまったと気づいた時

今は目の前にない、全ての中に愛おしさを見出してしまうのです。

大なり小なり、人生には始まりと終わりがあって

出会っては別れて、嬉しいことも、悲しいことも経験しては手放して

そうやって私は私の輪郭を認識していくのだと思います。

私は私を感じるため体現するために生まれてきた、生きているのだと思います。

どうせ終わるのだ

幸せな時間も辛い時間もどうせ終わりが来る。

それは時に残酷希望にもなりえる。

それなら私は

終わりゆくこの瞬間瞬間を、思いっきり愛でて生きたい。

それなら私は

あと少し、この先の未来に希望を持って生きていこう。

終わりゆくこの日々に

私はどれだけ愛に気づけるだろう。

終わりゆくこの日々に

私はどれだけ愛を伝えられるだろう。

変化し続ける私達の人生。

どうせ終わるのだ、ならば思いっきり自由に幸せにいきてまいりましょう。

終わりと始まりをテーマに描いた作品集

この記事の著者

伊敷トゥートリサ

画家・絵本作家・イラストレーター・パフォーマー
2008年活動開始。ギャラリーや百貨店で個展を開催。
絵画制作の傍らライブペインティング、絵本・雑貨制作、音楽フェス、クラフトイベントでのアートワークを行う。

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